良し悪しの判断
これは自分への教訓でもあり、座右の銘的なものでもあります
とある日の話をしましょう
私は、よく電車に乗ります
電車というのは複雑なもので
東京駅や新宿などは、まるで大迷宮
頭上にある電工掲示板に不愛想な数字と文字が羅列してあるだけ
果たして案内する気はあるのか...
下を向いてテクテク歩くまったく楽しそうではない人々が周りを覆いつくす
そんな人々はそんな迷宮でも全く迷うことなくゴールへただひたすら歩いていく
私も例外ではなく、ゴールまで一直線
今日も何事もなく目的地にたどり着く
はずたった
はずだったよ!
あろうことか電車を乗り間違えた
こんなにぎゅうぎゅうした車内で我慢して耐えていた
こんな苦痛は二度とごめんだと何回も思った
なのに間違えた
気づいたときには時すでに遅し
またやり直しだ
電車は見慣れないところを走り始めた
降りなくては、目的地に着かない
はたしてこの後どうなるのだろうか?
~良しか悪しか~
さて、ここから皆さんで考えていきましょう
さあみなさん、電車を乗り間違えたこの出来事は果たして
いい出来事でしょうか?
悪い出来事でしょうか?
??
そりゃあツイてなかったな
時間を無駄にしてるし、満員電車だし最悪な出来事だ
悪い出来事と、そう一般的には語られるだろう
では皆さんここで有名な面白い話をしましょう
~いいか悪いかわからない~
これはとある農民と仲の良い商人のお話
ある日、農民の飼っていた馬が逃げ出した
馬は貴重だ
商人『運が悪かったな』
農民『良いか悪いかはわからない』
商人『??』
しばらく時間がたち、商人が農民の元へたずねると
なんと馬が8頭に増えていました
商人『その馬どうしたんだい?』
農民『逃げた馬が連れてきたんだ』
商人『そりゃ運がよかったな』
農民『良いか悪いかはわからない』
商人『??』
商人は変な奴だなあと思いながら羨ましそうにします
またしばらく時がたち、商人は農民の元へたずねました
どうやら農民の息子がケガをしています
商人『どうしたんだい?』
農民『馬から息子が落ちたんだ』
商人『そりゃ運が悪かったな』
農民『良いか悪いかはわからない』
商人『??』
息子がけがをしているのに何を言っとるんだ
商人はそう思いました
まあ変な奴だしな
しかし翌日
国の軍隊がやってきて徴兵を急に始めました
町の若い衆は次々と軍隊にさらわれていきます
そして軍隊の一人が農民の息子の元にやってきました
しかし隊員は、けがをした足を見て去っていきました
商人『運がよかったな!』
農民『良いか悪いかはわからない』
~出来事自体に良し悪しはない~
面白い話ですね
物事自体に良し悪しはありません
物事に意味付けをしているのは自身であり、そのほとんどがバイアス、つまり思い込みが作用しています
そしてその大半が気づいておりません
さて、私は電車を乗り間違えてしまったのですが
悪いことだろうと思った人が大半でしょう、私もその時はそうでした
実は乗り間違え到着した先、翌日の仕事で非常に重要になる場所でした
乗り間違えることで、翌日の仕事に大いに役に立つこととなったのです
ね?悪いことだったでしょうか?
いいえ
良いか悪いかはわかりません
以上のぶおでした
最後までお読みいただきありがとうございました
ああ、素晴らしいお話ですね!
この話は私自身本当に教訓になっています。意識するだけで視野が広くなるような気がしますね('ω')
面白いお話ですね!
そうそう、思い込みなんですよね。なんでも自分の思考次第✨
私は新宿から大江戸線に乗ったのに目的と違った車両に乗ってしまって、約束に遅れ・・その時はかなり焦りましたがその後二度と間違えなくなったので・・・良かった!です。笑
電車の乗り間違えは誰しもが通りますよねー
昔に比べて今は、ああ、お散歩の時間だと思ってその駅を満喫したりします