結局ビットコインは7月23日, 8月1日は何が起こるのか?

in #bitcoin7 years ago (edited)

日本のメディアも賑わしているビットコインの分裂問題。
8/1に分裂する可能性があるから、取引所の一部機能を停止すると声明がでたと思ったら、
急に7/23日に分裂の恐れが出てきたら、予定を繰り上げると声明が出てきたり、
事態がよく分からずに混乱している人が多いだろう。

正直、自分もこの1週間事態が刻々と急に変わっていき、それに混乱し事態をなかなか飲み込めなかったりした。

そこで、自分の備忘がてらなるべく分かりやすくこれから起きると思われることを書いてみた。
(※これ以降も急に事態が変動する可能性は高いので常に情報をウォッチするのを勧める)

結論

当初、考えられていた混乱が起こる可能性は低くなっている。落ち着いて行動すべし。

先に結論から書いてしまうが、当初1週間以上前に懸念されていた8/1に発生すると考えられていた分裂問題が起きる可能性は実は昨日(7/21)にその発生がほぼ起きないことがブロックを作成する人達(マイナー)の投票によって決定された。
従って、8/1については当初懸念されていた一番危険性が高いシナリオは去ったと考えて問題ないと考えている(7/21時点)

ただし、7/21のマイナーの投票の決定によって7/23に分裂の懸念が前倒しで発生した。
また、8/1については当初発生すると考えられていた一番危険性が高い懸念は去ったものの、それとは全く別の分裂が起きる可能性が高い。

ただし、いずれも当初考えられていた一番危険性が高い分裂に比べると比較的懸念が少ないため、取引所の案内をよく読み落ち着いて行動すべきである

7/23に起きると考えられていること

7/19の決定により、ビットコインの性能アップのためブロックの構成を変更する決定がなされた。そのブロックの変更開始が日本時間の7/23 19時頃から開始され、それ以降マイナーは新しいブロック構成でブロックを作らないといけないのだが、決定に従わず(故意・過失問わず)古い構成のブロックを作ってしまう可能性がある。
古い構成のブロックを作ってつなげてしまっても、最終的には元通りの1つのブロックのつながり(ブロックチェーン)に収束するのだが、一時的な分裂が7/23 19時以降に多発する可能性が高くなっている。

そのため、取引所としては事態が実際にどう推移するか不透明な部分があり、その混乱を避けるために事前に一部機能を停止するものである。

注意点

7/23 19時以降、ビットコインの送金・支払いを行うと送金・支払いが巻き戻ってしまう可能性がありえる。ただし、実際は遅延等があり得るため、7/23以降は事態が落ち着くまではビットコインによる送金・支払いを行わないか、行った場合は、6確認行われた事を確認すべきである。

8/1に起きると考えられること

ビットコインから枝分かれして全く別な通貨が誕生する
このコインはBitcoinCashと呼ばれ、日本時間の8/1 21:20にビットコインから分裂して誕生する可能性がある。

このBitcoinCashは8/1 21:20時点で保有しているビットコインと同じ量が自動的に付与されることになる。
例) 8/1 21:20時点で1BTC保有していた場合、1BCC(BitcoinCashの単位)

この分裂については分裂後、再び1つに戻ることがないため、この分裂によってビットコインの支払い・送金が巻き戻ることはないためその点では安心してよいと考える。

注意点

  • 8/1 21:20時点で保有しているBTCに応じて、BCCが付与されるが、そのBCCの引き出しに応じてくれない可能性があるため取引所の案内を確認すること。
  • 8/1 21:20時点ではFXや信用取引でBTCを借りていた場合、BTCだけでなくBCCの返済義務が生じる可能性があるため、同様に取引所の案内を確認の上、取引を行うこと。

このように7/23、8/1はビットコインの変化が起きる時ではあるが、いずれも当初考えられていた最悪な事態と比べるとリスクは低くなっていると考える。
ただし、事態が急変する可能性はあり得るので、取引所の案内を確認するなど落ち着いて行動すべき

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