ビットコインはまた上がる
中国での全面規制でナイアガラしたビットコイン相場ですが、世界情勢が悪化した時の円高と同じで、このビットコインの暴落は一時的で再び価格は上昇し始めると思っています。
それを説明するには、なぜ世界情勢が悪化すると円高になるのかを説明しなきゃいけませんね(みんな知っていると思うけど)。
よく世界情勢が悪化して円高になるのは、円が信用されているからだと言いますがそれは間違いです。
実際には、「円は金利が安いから」、円高になるのです。
つまり、世の中の実業家たちは、事業を立ち上げる時に借金する際に、できれば金利の安い通貨を借りたいわけです。
例えばぼくがアメリカ人だとします。
そんでハワイでホテルでも建築してホテル業を営もうとします。
そのためには大金が必要ですから、融資を受けたいわけです。
しかしドルは金利が高いのでホテルが完成してちゃんと回りだして利益が出始めて、借金を完済するころにはものすごい高額の利子が発生してしまっているわけです。
これは避けたいので世界中の国の中で金利を安く通貨を貸してくれる国を探します。
そして見つかるのが「円」なわけです。円は金利が安いのでみんな円を日本銀行から借ります。
そんでその円をその時のレートでドルに換えて、そのドルでホテルを建てるわけです。
そんでドルでお金を稼いでそれを円に建て替えて借金を返していくわけです。
しかし、世界情勢が悪化した時、例えば北朝鮮がハワイに向けてミサイルを発表すると表明したとします。
そうなると観光客も減りますし、しかもホテルが破壊される危険性が出てくるわけです。
そしたら、事業から撤退したくなります。要するにホテルを売却して安心な現金に戻したいですよね。
で、実際そうやって撤退する人たちは一定数出てきます(普通に倒産する人らも)。
そんで現金に戻した人たちからしたら、もう現金を持っている理由はなくなります。
今は借金とドルが両方ある状態なので、必要になった現金を円に建て替えて借金を返したくなりますよね。
いくら金利が安いと言っても、金利自体は時と共に発生するので。
だから、事業から撤退した人たちは、自分の持ってる通貨を円に建て替えようと殺到します。
しかしここでマネーゲーマーは「早く円が欲しい人たち」を待ち構えて足元を見て、円の価格を釣り上げます。
彼らは遅れれば遅れるほど利子がどんどん発生していくので、多少高くても早く円が欲しいわけです。
というわけで、円で借金をして円が手に入るのを今か今かと待ちわびて取引所に張り付く人々が消えるまで、円の値段は上がり続けるというロジックです。
現在のビットコインの相場も同じような状態なわけです。
というのも、もちろん中国で取引できなくなったということでその潜在的な価値も低迷したという部分はあるのでしょうが、どうせ使うことのできなくなった中国人たちがビットコインを売って現金に戻したくて列をなしているからその足元を見てビットコインの値段を下げている(フィアット通貨を高く売りつける)人たちがいるのもまた事実でしょうね。
規制のタイムリミットは9月30日なのでそこまで駆け込み需要で下がり続けてまた10月からもとに戻るのではないでしょうか。
断言するけど間違いなく紙幣は消滅する。
https://steemit.com/japan/@fusianasan16/5nxjhj
ちなみに前にこんな記事を書きました。
世界中のフィアット通貨が紙幣から完全ブロックチェーン化するのではないかという予想です。
この例で言えば少なくとも中国元はビットコインの脅威から脱することができたようですね。