東京都 新たに67人感染 緊急事態宣言の解除後最多 新型コロナ
東京都は1日、都内で、緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多い67人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
東京都は1日、都内で新たに10歳未満から60代の男女あわせて67人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
都内で1日に感染が確認された人数としては、ことし5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降、最も多くなり、50人以上は6日連続です。
20代と30代 全体の73%
67人のうち、20代と30代は合わせて49人で、全体の73%を占めています。
感染経路不明 20人
また、67人のうち、
▽47人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽20人は、今のところ感染経路がわかっていません。
夜の繁華街の関係者 27人
都によりますと、67人のうち27人は夜の繁華街に関係する人だということです。
豊島区で13人
このうち、豊島区の繁華街では13人の感染が確認されました。
11人は同じ接待を伴う飲食店で感染したということです。
この飲食店では、他県に住む人を含めてこれまでに複数の感染が確認されてるということで、区などが調査を進めています。
新宿区で10人
また、新宿区の繁華街では10人の感染が確認され、このうち9人はホストクラブを対象に行った区の集団検査で、確認されたということです。
職場内での感染が6人など
このほか、
▽職場内での感染が6人、
▽家庭内での感染が4人、
▽友人や知人との会食を通じて感染した人が6人いたということです。
これで都内で感染が確認された人は、合わせて6292人になりました。
西村経済再生相「引き続き高い緊張感で対応」
西村経済再生担当大臣は、記者会見で、「週単位でも新規陽性者の数は増加しているし、感染経路がわからない人の割合も5割程度で、数字だけで見ると3月下旬ぐらいの水準になってきている。当時のように急増していく感じではないが、じわじわ増加しており、専門家会議の尾身副座長とも懸念を共有している。引き続き、高い緊張感をもって対応し、分析を急ぎたい」と述べました。