色々な寿司シェフ
アメリカで寿司を初めて、正直な感想は「なんて楽な仕事なんだろう。」でした。
まず日本みたいに厳しくありませんので、修行みたいのはありません。上の人も日本人でも大概ゆるいですので、多少失敗しても結構流してくれます。
一番驚いた事は、寿司場は火を使う事がなく、魚が傷むといけないので、夏場もずっと一日中エアコンが効いた中で仕事ができる事です。日本のイタリアンレストランで、ランチのパスタ場で100人前の料理を汗だくになって作っていた時の事を思うと、なんて涼しいんだろうと夢のようです。大抵の店はカウンターがあって、接客しながら仕事しますので、夏は涼しく、冬も寒くなくのお客さまに快適な温度で保たれています。
たまにお客さんがビールを買ってくれるので、飲みながら仕事できます。
店にテレビがある店も多く、フットボールやバスケットボールを観戦しながら仕事できるので、暇でもそんなに退屈ではありません。
更に寿司シェフは、寿司バーから直接お客さんに接客するので、給料とは別でチップももらえます。忙しい日は、一日100ドルくらい日本円で一万ちょっとになるので、一ヶ月でかなりの額を稼ぐ事ができます。アメリカではレストランではチップを払う習慣がありますが、普通のレストランはサーバーに割り当てられるもので、キッチンシェフにはほとんどでません。
ずっと立ち仕事で大変そうに思えますが、普通のレストランのキッチンで働くより、何倍も楽です。日本で会社員をやっていて、30過ぎてからアメリカで寿司を始める人が多いのにも納得。こんなに、楽でダメ人間になってしまうのではないだろうかと思ってしまうほどです。
実際、色々なシェフを見ましたが、かなり変わっている人が多いです。仕事中に飲めるせいか、結構な確率でアル中の人がいます。私の経験から考えると、3人にひとりくらいはアル中でした。仕事前の朝から飲んできて、フラフラで出勤してきたシェフや、ウォッカボトルを常にポケットに入れ、一日中飲んでいるシェフ、朝は大抵2日酔いでローテンションで、飲むと急にハイになるシェフ、仕事中に酔っ払ってぐでぐでになり、まともに働けないような寿司シェフなどいました。
その他、コリアンのシェフでしたが、妄想癖もあるちょっと頭のおかしいシェフなどもいました。ガールフレンドすらいないのに、「来月フィアンセと結婚するんだ、彼女はすごく可愛いお嬢様で、俺が彼女の初めての男で、彼女の両親は俺たちに家を買ってくれたんだ。」「こないだ、ボスが身長10cmくらいの大きさになって、俺の家の窓の隙間から覗いていたんだ。」などと言ったりしていました。ドラッグか何かやっていたのでしょう。全身にイレズミをいれていたのですが、最後は頭もピンクにして、韓国に強制送還になったと噂で聞きました。
もちろん、少ないけれど良いシェフもいらっしゃいましたよ。
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