今日の対局を振り返る 3局目第2譜
こんばんは。瀬潟です。明日帰省なので焦って更新しています。焦っている理由は、実家のパソコンにはKifu for Windowsや局面図のアプリが入っていないからです。ノートパソコンを持っていくのも重いですし。
前譜の局面から相手が動いてきます。37手目▲8五飛以下の指し手
△4五銀▲同 銀△同 桂▲4六銀となり、以下の局面です。
実はこの局面はたまたま前日に現役の後輩部員と指したのとほとんど似た局面になっています。私の考えでは、この局面だと既に先手が指しやすいように思えます。
例えば、△3七歩には▲2八金(下図)で相手に手がありません。以下△3八銀は▲3九歩で受かっています。
また、△3六歩には
▲2六銀△4六角▲同 歩△3七銀
▲同 桂△同歩成▲5九玉(下図)
これは怖い形ではありますが、左辺が広いのと▲3五歩が利くので耐えているという印象です。
実戦では41手目▲4六銀以下、
△5二金左▲9六歩△3六歩▲2六銀
△3二飛▲8四歩△7四銀▲8六飛
△4三金▲3五歩△8四歩▲同 飛
△8五歩▲8二歩△8三銀▲8一歩成
△同 玉▲8三飛成△同銀(下図)と進みました。
46手目△3二飛の後、▲8四飛と局面を動かしに行きましたが、単に▲3五歩としてじっくり指した方がよかったかもしれません。
60手目△8三同銀以下は、
▲5五桂△4二金▲6三桂成以下寄せ切って勝ちとなりました。
おそらく40手目△4五同桂では△同歩のほうが良いかもしれません。以下、
▲6五歩△4二金▲8六飛△6四歩
▲同 歩△同 飛▲6七歩(下図)のように進みます。
しかしながら、後手は片美濃はしっかりしていますが、左辺に浮き駒が多く、神経を使う展開です。また、こちらは端歩を伸ばして▲6六角~▲7七桂馬からの端攻めがあります。すぐに悪くなるわけではありませんが、後手自信なしだと思います。
おそらくこの将棋は後手の桂跳ねのタイミングが早く、陣形の発展性に欠けてしまったことが形勢を損ねた原因なのではないかと思います。本譜は以下の局面から、△3三桂としましたが、別の手を検討した方がいいのかもしれません。
例えば、△3二飛の余地を残し、あとで△4二飛~△5四銀~△3三桂として、先手の矢倉模様を牽制するのは有力だと思います。
相振り飛車はまだまだ研究が進んでいない戦型なので指していて面白いです。何度も書いているように明日(今日)から実家に帰省するので、steemitの更新はお休みするかもしれません。お付き合いいただきありがとうございました。