今更フェルミ推定を復習するシリーズ(5)

in #japanese6 years ago

こんばんは。瀬潟です。連続更新は4日で途絶えてしまいました。まあこんなものです。気を取り直して今日もフェルミ推定シリーズをやっていきます。
 今日のお題は、「日本にスターバックスは何店舗あるか」です。
 
 はじめに、実際の計算過程を載せておきます。
 スタバ店舗数 - 2018-05-30 - 18-15.jpg
 
 スターバックスの店舗数を求めるにあたり、店舗は人口に比例して出店されているはずだと考えました。また、スターバックスの店舗をイメージしやすいように、今回は神戸市に存在する店舗を考えてみました。
 実際には以下の式で店舗数を求めます。
 神戸市に存在するスタバの店舗数 ×(日本の人口 ÷ 神戸市の人口)
 また、神戸市に存在するスタバの店舗数は以下の式で求めました。
 神戸市の面積 ÷ スタバ1店舗当たりの面積

ここで、まず神戸市の面積を求めます。神戸市を長辺と短辺が2:1の長方形と考えました。神戸市の端から端まで平均時速50kmの電車でだいたい42分程度かかるとして、
 (50 × 0.7)^2 ×1/2 = 600 (km^2)
 
 次に、スタバの店舗は平均して2駅に1店の間隔で存在しているのでは仮定しました。2駅の間隔は神戸市の面積と同じように、50km/hの電車6分くらいの間隔と考え、
 50 × 0.1 = 5 (km)
としました。
 したがって、神戸市に存在するスタバの店舗数は
 600 ÷ (5^5) = 24(店)
と求まりました。
 
 神戸市の人口は150万人、日本の人口は1億2000万人ですので、日本に存在するスタバの店舗数は、
 24 × (12,000 / 150) = 1,920(店)
となります。

スターバックスジャパンによれば、2017年12月末現在で国内のスタバ店舗数は1,328店とのことです。実際の値と30%程のずれがあります。 
 それでは今回はこの辺で終わりにします。お付き合いいただきありがとうございました。