今更フェルミ推定を復習するシリーズ(5)
こんばんは。瀬潟です。連続更新は4日で途絶えてしまいました。まあこんなものです。気を取り直して今日もフェルミ推定シリーズをやっていきます。
今日のお題は、「日本にスターバックスは何店舗あるか」です。
はじめに、実際の計算過程を載せておきます。
スターバックスの店舗数を求めるにあたり、店舗は人口に比例して出店されているはずだと考えました。また、スターバックスの店舗をイメージしやすいように、今回は神戸市に存在する店舗を考えてみました。
実際には以下の式で店舗数を求めます。
神戸市に存在するスタバの店舗数 ×(日本の人口 ÷ 神戸市の人口)
また、神戸市に存在するスタバの店舗数は以下の式で求めました。
神戸市の面積 ÷ スタバ1店舗当たりの面積
ここで、まず神戸市の面積を求めます。神戸市を長辺と短辺が2:1の長方形と考えました。神戸市の端から端まで平均時速50kmの電車でだいたい42分程度かかるとして、
(50 × 0.7)^2 ×1/2 = 600 (km^2)
次に、スタバの店舗は平均して2駅に1店の間隔で存在しているのでは仮定しました。2駅の間隔は神戸市の面積と同じように、50km/hの電車6分くらいの間隔と考え、
50 × 0.1 = 5 (km)
としました。
したがって、神戸市に存在するスタバの店舗数は
600 ÷ (5^5) = 24(店)
と求まりました。
神戸市の人口は150万人、日本の人口は1億2000万人ですので、日本に存在するスタバの店舗数は、
24 × (12,000 / 150) = 1,920(店)
となります。
スターバックスジャパンによれば、2017年12月末現在で国内のスタバ店舗数は1,328店とのことです。実際の値と30%程のずれがあります。
それでは今回はこの辺で終わりにします。お付き合いいただきありがとうございました。