今更フェルミ推定を復習するシリーズ(4)
こんばんは。瀬潟です。今更フェルミ推定シリーズの第4回です。飽きずに毎日更新してる自分に驚いています。
さて、今日のお題は「日本に電柱は何本あるか」です。有名な問題ですね。早速やっていきたいと思います。
先に実際の計算過程を載せておきます。
電柱が何メートル四方に何本あるのかということを考えました。
日本の面積÷電柱1本当たりの面積
の式で電柱の本数を算出します。
電柱は都会では密に、田舎では疎に存在していると考え、都会部では100m四方に1本、山間部では250m四方に1本存在していると考えました。
日本の面積をおよそ40万平方キロメートルとして、その4分の3が山地、残りが平野部です。さらに、山地のうちの3分の1には人が居住していると仮定しました。
よって電柱の本数は、
40 × 1/4 ÷ (1/10 × 1/10) + 40 × 3/4 × 1/3 ÷ (1/4 × 1/4) = 1,160(万本)
となります。
国土交通省の推計によれば日本の電柱は電力用が2,369万本、通信用が1,183万本、計3,552万本とのことですので、かなり低い推計値となってしましました。電柱は都市部でも山間部でもさらに密に存在しているかもしれません。
仮に都市部で50m四方、山間部で100m四方に1本が存在していると仮定し、同様の計算を行うと、電柱の本数は5,000万本となります。こちらも実際の値からはずれてしまっています。
それでは今日はここまでにします。お付き合いくださいましてありがとうございました。