『うそつき袖』製作中
これからの季節、着物をいかに涼しく着るか…これはなかなかの問題です🤔
着物は普通、肌襦袢+裾よけの上に長襦袢を重ねて、その上から着物というように三枚着て、更に帯を二重に巻いています。
帯も一枚を半分に折って巻くのでお腹の周りは一体何枚の布が巻かれているの…😱って感じです。
夏は年々暑くなるし、梅雨明けの時季を思うと憂鬱😩
そこで今年は少しでも涼しげな顔でいられるようにと『うそつき袖』を取り入れることにしました。
『うそつき袖』というのは長襦袢を着てないけど着ているように見せるための偽物の袖です。
長襦袢は着物の下に着るけど下着ではなく、スーツの下に着るワイシャツのようなもの。着物からのぞく衿や袖はワイシャツのそれと同じように、なくてはならないものです。
でも、暑いんです。少しでも着る枚数を減らしたい。
昔の人も考えることは同じ。暑い時にはそれなりに対処していたんですね。『うそつき袖』は昔からあったみたいです。
先輩方は下着の肌襦袢と長襦袢を一枚にしちゃえというわけで、肌襦袢に半衿をつけてしまいました。素材は綿なので汗を吸ってくれます。でも袖は筒袖。そこで登場するのが『うそつき袖』。
袖だけ足します。着物姿がそれなりに格好がついていればいいのです。涼し気ならなお良しですね。
ネット検索で縫い方を調べて、自分で作ることにしました。
使うのは絽の反物。
この着物の袖に合わせます。
しばらく振りにくけ台を引っ張り出して、縫い始めました。
ただただ真っ直ぐに縫っていくだけなので簡単なはずなのですが、布がアイロンで押さえてもピシッとおさまらないので縫いにくい😖
ようやくかんぬき止めまでこぎつけて片袖完成。
いささか疲れてしまったのでもう片方は明日にします。
『うそつき袖』は格の高い着物には使いません。
訪問着や付下げ、色無地といった着物は必ず長襦袢を着ますが、小紋や紬には偽物の袖でもいいみたいです。
暑さ対策もありますが、着物からちらりとのぞく袖をいろいろに取り替えて楽しむオシャレな使い方もできます。
着物の袖口からは長襦袢の袖が出ているのはいただけませんが、ちょっとした仕草で中の長襦袢がチラッと見えるのはなかなかですね。
明日には『うそつき袖』完成させたいと思います。
それにしても、うそつき…って名前、抵抗あるなぁ〜😒
#543
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なるほどですけど、すごい名前ですね〜^^;
そうですよね〜😯
まぁ、ちょっとした遊び心なんでしょうか🤭
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