【和訳】MHub - NEM Community Fund Porposal

in #japanese7 years ago (edited)

次のプロポーサルの和訳です。

ブロックチェーンを利用した不動産登記と認証を通し不動産業界を一変させる

概要
非効率的な不動産の取引を、NEMブロックチェーンと我々の既存のプロテック(プロパティ+テクノロジー)ソリューションのMHubを使い解決するためにこのプロポーサルを作りました。

2018年末までに自立したビジネスとするために700,000XEMをリクエストします。

実績

  • MHubは2017年初頭にマレーシアで不動産の取引プラットフォームとしてスタートしました。
  • エンジェルから12万ドルの資金を提供されました。
  • マレーシア政府からの助成金12万ドルを獲得しました。
  • 15人のメンバーと、4名の共同設立者、9名のプログラマー、1名のコミュニティマネージャーと1名のグロースハッカーがいます。
  • 現在プラットフォーム上には20の企業から100件を超える不動産プロジェクトが掲載されており、計20億ドル相当となります
  • 3500件以上の不動産が取引されました。
  • 不動産開発者、販売者と住宅ローン銀行を含む1500人以上のユーザーがいます

NEMberへの特別なお知らせ
MHubは既に稼働しているマーケットプレースで、2017年8月に正式稼働を始めました。その私たちの素質と実績はコミュニティの皆様に我々の経験をプロジェクトに生かせるものとして納得いただけるものと思います。
不動産業界のブロックチェーンへの適応は今後当たり前のこととなるでしょう。HMhubとNEMの統合はその先頭に立つことになります。

イントロダクション

NEMのブロックチェーンはビジネスフォーカスで多機能であることを示すために現実世界でのユースケースがより必要です。MHubはNEMブロックチェーンと一緒にアジアで最高の不動産プラットフォームとなることを目標としています。

ビジョン
我々のビジョンはすべての不動産関係業界のステークホルダーに、コミュニケーション、ネットワークと取引が可能なエコシステムを提供できるワンストッププラットフォームになることです。

ミッション

  • 正確に不動産の取引をトラックすること
    ダブルブッキングは苦痛です。MHubは開発者のワークフローの効率化を助けます。(NEMアポスティーユのユースケース)
  • ステークホルダー間の合理的なコミュニケーション
    不動産はステークホルダーの間でひんぱんに動きます。MHubはステークホルダーが同じページ上でいられるようにします。(NEMメッセージ機能のユースケース)
  • スマートアセットプラットフォーム
    ステークホルダー間の動きを可視化します。(ネームスペース、モザイクのユースケース)

目標

  • NEMを利用したプラットフォームとしてMHubをマレーシアと東南アジアで迅速な稼働を目指しています。
  • 世界的な普及のケーススタディとしての志もあります。
  • MHubはNEM上でいかにアプリケーションが構築できるのかのショーケース役も担います。
  • フロントエンドでMHubはXEMをデジタル基軸通貨として受け入れます。
  • バックエンドでは物件の予約にXEMを利用しトランザクションを増加させます。
  • プラットフォームとしてのMHubはXEMの需要を増加させ、トランザクションの増加によりコミュニティに貢献します。

XEMを利用したMHubの成功はNEMのビジネスフォーカスなスマートアセットなどのコア部分を可視化させNEMサポーターのROIに貢献することになるでしょう。

問題
物件の購入は価値のある経験です。しかし多くの手続きにより飽き飽きすることも確かです。
通常のサイクルでは3か月ほどを要し、時にはさらに多くの時間がかかります。

面白いことは関係者全員が繰り返し同じことを要求することです。

  • 開発者は物件を売りたがり、
  • 銀行は金を貸したがり
    *購入者は頭の上に屋根が欲しい

この苦痛は開発者が特によく感じます。売却に時間がかかればそれだけコストがかかるからです。

時間を要するのは以下の理由です。

ダブルブッキング(予約状況と値段)

  • セールスチームがギャラリーにいない限りブッキング状況と値段はわかりません。これがダブルブッキングと遅延を生み出します。
  • 物件開発後はすべての開発者がすべての物件を可及的速やかに売却したがります。
  • ほんとどの開発者は複数のセールスチームを雇用しています。(広告宣伝費、ソーシャルメディア、エージェント等)

ローンについて

  • 予約がされても、開発者は購入者がどの銀行を使用するのかやいつどのような状態になるのかを必ずしも知ることができません。
  • この期間が真の痛みです。

借用力(購入者の信用度)

  • 予約費用を支払うことですぐに予約はできますが、買い手のローン適格性について知るまでには時間がかかります。これは期間損失と言い換えることができます。
  • マレーシアを含む多くの国で、銀行の担当者に聞くまで買い手は自分の与信情報を知ることができません。
  • テクノロジーの進化により、与信情報を知るために銀行に行く必要は無いのではないかというの我々の意見です。

マニュアルなテナント契約

  • 物件を貸し出す投資者は通常テナントとマニュアル的に契約を結びますがMHubではこれも古く頼りないものだと考えています。
  • 物理的な契約書はブロックチェーンでの電子的でユニバーサルなe-tenancyが無い限り、紛失したり偽装されたりする可能性があります。

所有権の移転

  • 多くの途上国では所有権の移転は従来通りの非効率的なプロセスで満たされています。
  • 書類が提出され、ハンコが押され、所有権の移転が行われ、オーナーシップの証として物理的な物が発行されます。
  • MHubのビジョンではブロックチェーンの適応が強固で透明で正確な土地の認証と登録を可能にすると考えます。

MHubの解決策
MHubは不動産販売サイクルのギャップを埋めるプラットフォームです。
比較サイトとは異なり、MHubは不動産販売チーム、不動産業者、銀行家を直接結び付けています。
3つの主要機能を使用して、スピードアップ、コストの削減を行います。

  • ショールーム
    セールスチームは、リアルタイムの物件情報、アプリでギャラリーを表示することで、いつでもどこでも販売することができます
    ○問題解決:ダブルブッキング

  • クレジットチェック
    このツールを使用すると、開発者は、クレジット・ヒント・オフ・サービス(CTOS)、中央クレジット・リファレンス情報システム(CCRIS)、および債務サービス・レシオ(DSR)のスコアを数分で得ることができ、買い手のローン適格性を確認できます。
    ○問題解決:借入力(買い手の信用力)

  • ローントラッカー
    予約が行われると、予約者はMHubのローントラッカーですぐに銀行に紹介されます。
    ○問題解決:融資申請状況

どのように機能するか
●銀行員はローンステータスを簡単に更新して、同じページで参照することができます。
●ラップトップ、タブレット、または電話での予約には数分しかかかりません。
●買い手はその場で支払いをして予約を確保することができます。
●買い手の良好な信用度が確認されれば、銀行は即座に申し出を行うことができます。

利点:

  • これにより、不動産譲渡プロセスの期間が現在の3 - 4週間(最大3 - 4か月)から最終的に1日未満に大幅に短縮されます。
  • 不動産取引に関わるステークホルダー(不動産デベロッパー、代理店、銀行家、弁護士)は、取引コストの節約により大きな利益を得る。
  • 、売り手とクレジット会社からのベストオファーに到達できる数分の間に不動産所有権の証明を確認でき、結果として不動産市場が堅調に推移します。

ビジネスモデル

MHub はXEMの利用増加につながるいくつかの収益モデルを持っています。

モデル1 : Business to Business フォーカス (B2B)

MHubショールームはウェブベースの開発者向と不動産エージェント向けのアプリで、ユーザーが物件の掲載や管理、取引をオンラインで行うことができます。購読者は月額か年額で利用料を支払います。


MHub上の全予約のデポジットと頭金はMHubペイメントゲートウェイを通して電子的に行われ、MHubのエコシステム内では暗号通貨で支払いが行われるため、XEMの適応を増加させるために今後XEMが利用されかもしれません。

NEM上のアプリケーション

  • ダブルブッキングや詐欺を防止するためにMHubショールーム ver.3.0ではアポスティーユを利用することを考えています。
  • 所有権の移転に関する詐欺的行為を排除するためにネームスペースとモザイクを利用し取引の記録を記録
  • 政府が所有権の交換にNEMを使用することを支持した場合、納期は1~2日に短縮されます。
  • これが世界で最初のブロックチェーンパワードのオンライン不動産取引プラットフォームを作るうえでの我々の究極のゴールへの一歩となります。


MHub信用度チェックは買い手に簡単に与信情報を知ってもらうことを目的としています。

利益

  • 銀行と非銀行の与信者はアポスティーユとメッセージング機能を利用した後に稼働するMHub独自のBorrowing Power Indicator (BPI/借入能力インジケーター)で借入力を決定するためにMHubのDebt-Serive Ratio (SDR)計算機を使い限度額を即座に増加させることができます。

  • MHubクレジット・チェックは、より多くの不動産購入者がより情報に基づいた意思決定を行い個人の資金調達能力をよりよく理解できるように、さまざまな主要物件掲載ポータルのウィジェットとしても利用されます。

MHub Loan Tracker is currently used by credit providers like banks to capture and manage their sales leads in real-time, 24/7.

アドバンテージ

  • 生産性:銀行住宅ローンの営業担当者は、営業生産性を向上させるためにMHubを活用し、いつでもどこでもリモートで作業することによってワークフローの効率を高めることができます。
  • ローントラッキング:不動産開発者、不動産業者、不動産購入者および売り手は、ローン申請プロセスをリアルタイムで追跡することができます。

牽引力:

  • MHubは、2017年8月に開始されて以来、大きな牽引力を獲得しました。

ターゲットの市場規模:
● 東南アジアは、ミドルクラスの若年層が急速に成長している人口6億5千万人の地域です。
● 人口の48.7%(約3億1,600万人)が都市部に滞在しています。
● 東南アジアの都市人口は、2050年までに5億1,700万人(約63.7%)に達すると予測されている。
● GDP成長率が高い地域では、住宅所有の需要は引き続き高水準で推移すると思われます。
● 地域の人口の0.5%のみが年間平均10万ドルの不動産を売買していると仮定しても、地域内で毎年158億ドルの不動産取引が行われます。

Model 2 : Business to Consumerフォーカス (B2C)

MHub Bank Bidは、金融機関や銀行ではない貸し手によるベスト・オファーをエンド・ユーザがリアルタイムで見つけられるように開発されています。開発者と販売代理店が不動産取引サイクルに必要な総所要時間を短縮するのを支援することも目的としています。

NEMの利用:

  • MHubのアポスティーユとメッセージングを利用するBorrowing Power Indicator (BPI/借入能力インジケーター) は:
    消費者の信用情報に関するより明確なイメージを提供します。
    ローン・マージンと金利の面でベスト・オファーを提供する銀行など、実行可能な推奨事項を提供します。

  • 適格消費者:各銀行またはノンバンクの貸し手から最良の取引を得ることができる

  • 資格を持たない消費者:債務再建など、BPIを改善するために何が拒絶されたのか、またBPIを改善するために何をすべきかに関する重要な情報を受け取ることができます。

MHub Tenancyは、不動産所有者に不動産管理のためのスマートテナント契約を利用促進するように設計されています。

利益:

  • 不動産仲介業者と共同で利用するように促進されるため、締結された契約の真正性と妥当性が明白になります。。
  • ブロックチェーンのスマートテナント契約を促進する市場における他のクラウドベースの財産管理CRMツールとのAPI統合を介して、より幅広い範囲で適用されます。

Shelterzoomの物件取引は不動産業界にとってどれだけブロックチェーンの役割が大きいかを示す例となり、MHubはそれをNEMブロックチェーンでエミュレートしたいと思っています。

Model 3: Business to Government フォーカス(B2G)

MHubはNEMを使った強力なオンライン物件登録システムでの所有権の移転と登録を政府と共同で推進していきます。

潜在的なNEMの適用場面:

  • ホワイトリスト入りし、政府のプラットフォームと統合される可能性
  • そしてMHubは所有権の移転時の取引の高速化と、それを通した政府の利益確保(税等)
  • そのためにNEMパワードのデジタル物件登録プラットフォーム上のスマートコントラクトが展開されます

ターゲット
国土・財産権登録機関と協力し、ブロックチェーンでデータを保管したい人たちへの認知度向上を行います。

ポテンシャルユーザーは下記を含みますが限定されているわけではありません。

  • National Land Agency - インドネシア
  • Department Of Director General Of Land And Mines - マレーシア
  • Singapore Land Authority - シンガポール
  • Department of Lands - タイ
  • General Department of Land Administration - ベトナム
  • Lands Department - ブルネイ
  • Land Registration Authority - フィリピン

このプロポーサルから受け取った資金の一部は、MHubのソリューションを採用する企業や政府機関を紹介してくれたコミュニティメンバーに奨励金を提供するために使用されます。

Landsteadとのコラボレーションする機会

Landsteadは実世界でNEMを適応できる別の例です。LandsteadとMHubマネージメントチームは不動産業界で経験のあるメンバーを含んでいます。私たちはLandsteadとコラボレーションする機会を模索し、NEMブロックチェーンの政府、企業、クロスボーダー取引におけるNEMブロックチェーンの適応を推進し、NEMが世界的な市場にリーチする機会を増やします。

MHubエコシステムと開発プラン

MHubエコシステムの開発を4つのパートにブレークダウンしました。

フェーズ1:MVP(実用最小限の製品)とローンチ(完成済み)

以下のモジュールは完成済みです

MHub ローントラッカー (Sep 16)
MHub ショールーム (April 17)
MHub クレジットチェック(Aug 17)
MHub バンクビッド (交渉中)

  • 金融機関と非銀行の貸し手に交渉中。
    ただしCitibankやHSBCのようなグルーバルバンクは参加可能に同意しています

フェーズ2: 製品の拡張とNEMへの適応 (Q1 - Q4 2018)

開発される製品とモジュール
Products/Modules will be developed:-

コンシューマーアプリ
a. Self-Check App/Widget
b. Seller Finds Agents (Sub-Sale)

MHub version 3.0 NEM blockchainに適応
a. No Double Booking (Apostille)
b. Progress Tracking (Messaging)
c. Record Keeping (Namespaces & Mosaics)

Dev-Agency Management Tool
a. Website/Microsite

Agency CRM Tool
a. Quick Multiple Listing on Major Property Listing Portals
(REA, PropertyGuru, etc)
b. Lead Management
c. Website/Microsite

Lawyer Directory and Lead Management
Gamification/Rewards
e-KYC (Know-Your-Customer)

フェーズ3:テナント管理 & スマートコントラクト (Q4 2018 - Q2/Q3 2019)

最後の開発はテナント管理に重点を置き世界初の不動産ボード取引となります。

テナント管理
スマートコントラクト(NEM)
NEM上の世界初の不動産ボード取引(国内、国外への取引)

フェーズ4:拡大とASEANへの夢 (Q1 - Q4 2019)

以下の理由により私たちの成長計画は、主にASEANに焦点を当てます

  • The Diplomat and Bloombergによると、世界で最も急速に成長している地域のひとつは東南アジアです
  • シンガポールを除き東南アジアのほとんどすべての国は急速な新興市場です
  • ASEAN自由貿易地域
  • 一対一路

以下略