「絶望的な経験」の方が読まれる文章になるということ-訴訟、崩壊、離別が大好評でした

in #jp-newbie7 years ago

そこそこバズるコンテンツを出すと、ずっとTwitterをエゴサし続けてしまい仕事が進みません。
どうも、株式会社つくってあそぶ代表取締役村長の堀元です。

さて、昨日、自分のブログに

人生で初めて訴訟を起こされた話-訴状は誰の身にも降りかかるということ

という記事を書いたのですが、これがまあまあバズりました。

スクリーンショット 2018-02-05 17.33.21.png

僕の元ツイートだけでも33公式リツイート、117いいねがついています。

さらに、イケダハヤトさんを始めとする多くのインフルエンサーにも言及頂きました。
スクリーンショット 2018-02-05 17.37.15.png

これは本当に良かったですね。訴訟を起こされた時は死ぬかと思いましたが、まあ後になってネタになってくれるのだから結果オーライです。

さて、訴訟がどうだったのかと言う話は上記のブログ記事で不必要過ぎるくらい詳細に語っているので、そちらに譲りまして、今回はちょっとメタ的な話をしたいなと思います。

絶望的な経験は面白い

僕のブログで劇的に読まれるのは、基本的に、絶望的な経験を描いたものです。
昔学生団体を崩壊させた経験があるのですが、それについて書いた文章もかなり好評を頂きました。

これ→僕が学生団体を創り、運営し、そして崩壊させるまでの1年半

こういう不幸ものがかなり大好評なので、僕は表現者としては幸せになっちゃいけないタイプなのかもしれませんね。なにそれツラい。

この辺、(僕もそうなので)すごくよく読み手の心理が分かるんですけど、幸せな成功譚って聞いても面白くないんですよね。
むしろ、エネルギーが強くて面白いのは闇の方の話。失敗してとんでもないことになったみたいな話です。
さまぁ〜ずの三村さんが以前何かの番組で「できないってことのエネルギーはハンパじゃないから!」と言っていました。これは正論オブ正論だと思います。

できた、という話よりは、できなかった、という話を聞きたい。そのほうが面白い。そういう読み手心理は間違いなくあります。

僕が人生で一番好きな本「予備校なんてぶっ潰そうぜ」

さて、そんな”闇の話が面白い”という真実に僕がたどり着いたのは、大学3年生の時にこの本を読んだからでした。
予備校なんてぶっ潰そうぜ

本当に本当に良い本です。人生で一番面白かった本を挙げろといわれたら僕はこれを挙げます。
以前自分で書いたレビューから、魅力を抜粋。

自伝的な本ですが、究極の青春物語であり、あまりにもリアルな起業ストーリーです。

よくある「起業とはこうだ!」みたいなうるさい成功法則の本ではありません。

ただの大学生が、ひょんなことからWebサービスを作ることになり、NPO法人の代表になるまでの、リアルな経過が描かれます。

資金繰りが上手くいかない苦悩、何かが動き出したときの熱狂、もうどうしようもないという挫折、大好きな仲間や友人との離別。それでも前に進むしかない情熱。

あらゆる感情が、凄まじい文章力で描き出されます。

という感じの本ですね。もうちょい詳しく知りたい方はこちらからどうぞ→最高の青春起業物語「予備校なんてぶっ潰そうぜ」の負の描写がすごすぎる

不幸譚こそ筆が乗り、読者を前のめりにさせる

さて、「予備校なんてぶっ潰そうぜ」を読んでいたく衝撃を受けた僕は、それ以来色々な不幸譚を書くようになりました。上記の学生団体の記事も、今回の訴訟の記事も、同じ出自です。
どの記事も、「予備校なんてぶっ潰そうぜ」の文章や構成を多分に参考にしています。

しかしまあ、書いてて思ったのは、不幸譚の方が絶対筆が乗るということなんですよね。
今回の訴訟の全容なんて、仔細に書いたら1万9000文字ですからね。どんな文量だよ。人生でここまで長い文章書いたの始めてだわ。
そんな圧倒的な文量を、何かに取り憑かれたように一気に書いてしまいました。

でもそんな不幸譚の方が、結局読み手を夢中にさせるんですよね。ピンチの焦燥感が、心臓を鷲づかみにされる恐怖が、読み手を離脱させない。

だから僕は不幸をコンテンツにしていく

さて、バラバラと書いてしまいましたが、結論としてはこうです。

僕は不幸をこそ積極的にコンテンツにしていきます。

思い起こして書くことでメンタルをやられるかもしれない。余計な二次災害を生み出すかもしれない。
しかし、良いコンテンツを作るために、不幸こそが最大のエネルギーなのだと思います。

そういう感覚を持っているから、僕はSteemitのノリに適応できないのかもしれません(皆さん、キラキラした光っぽい話ばっかり上げてらっしゃいますね。笑)
しかし逆に言うと、僕みたいなタイプのプレイヤーはSteemitには多分いないので、ブルーオーシャンを取れるかもしれない、といった感じでしょうか。
まあ、こればっかりはやってみないとしょうがないですね。
そればっかりという訳ではないですが、まあ定期的に不幸をネタにしていきますよ。

頑張っていきます。不幸譚も他愛ない話も村作りも、もれなく全部コンテンツです。頑張っていきます。


頑張っていくのでフォローよろしくお願いします!→@kenhori2
※フォローしてくれたら不幸も和らぐぜ!
ホウキ持つ縦長.jpg

Sort:  

確かに、他人の不幸は蜜の味といいますから、不幸コンテンツには需要があるかとおもいます、笑。
個人的には村づくりコンテンツの方が興味ありますがどちらも楽しみにしていますね^^

ありがとうございます!!まあ色々ゴチャゴチャ上げていく人としてやっていきます!!笑

まあ、そう言える強い方なんだなあと思いました。だからこそ社長というか村長になれるんだなあと思いました。

実は私も先日ある不幸な出来事を記録しておこうとノートに書いていたのですが、部屋が散らかっているのでノートが行方不明になりました(笑・私は実は手書きの方が書きやすい人間です)

メンタルは強い方なのだとは思いますが、訴訟を能天気に楽しめるほどではなかったですね〜笑

そうなんですね!!ノートに書かれていたことを記憶で復元されるのを楽しみにしております!笑

イケハヤさんにtweetされるなんて凄い!
元記事読んでみましたがT君にイライラしてしまいましたw

不幸話だからというよりは、ピンチに陥った時のヒントとか、回避する術なんかを皆知りたいから読まれるんじゃないかと思いましたよ^^

イライラしますよね〜!!僕もイライラしっぱなしでしたww

それも間違いないですね!人の失敗談には学びがいっぱいありますから!

昨日、読みました!
めっちゃ長かったですけど、結構笑いながら読めました。
いやあでも解決の仕方がお見事でした。
目につかない場所のビジネスはコミュニケーションリスクが高くなりますね。

あの長い文章をしっかり読んで下さってありがとうございます!!笑

そうなんですよね〜!よっぽど上手にやれる自信がないとリモートでビジネスやっちゃダメですね。痛感しました。